2泊3日でちょっと台湾まで~彰化機務段訪問。


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台北駅でたらふく食べて、ホテルでバタンキューの翌日。

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若干寝坊し、朝9時の左営行き台湾新幹線に乗り込む。前日の疲れが残っていたのか、座席に座ったとたんに豪寝。その間に700T系電車は58分で台中へ。

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ここも毎度おなじみ高鉄台中駅。だが、今回は台鉄側の新烏日駅がリニューアルされていた。立派な駅舎が出来上がったらしく、以前は工事中だった部分も取っ払われて、随分と大きなコンコースになっていた。

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しかし、接続の悪さは相変わらずで、僕が駅に辿り着いたときは、丁度南行きの区間車(普通電車)は出発したばかり。次の電車は30分待ちだった。新幹線のホームから新烏日駅の改札までは結構な距離はある。走れば間に合う時間ではあったが…。

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本日の目的地は、新烏日駅から2駅南の彰化。ここにある「彰化機務段」と呼ばれる、日本式に言えば「機関区」を訪問するのが目的である。ここは一般に公開されていて、蒸機時代からの扇型車庫を見学できるという。以前、台湾新幹線を間近に眺める喫茶店を訪問したときに存在を知ったのだが、丁度いい機会なので行って見ることにした。

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30分待って区間車に乗り、およそ10分弱で彰化に到着。

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機関区は駅舎の反対側なので、跨線橋を渡って線路沿いにトボトボ歩く。(近道は駅を出て左手に線路沿いを歩いて、地下道で線路をくぐってすぐ。徒歩約10分。僕は遠回りして行った。)

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どこか日本の地方に来たような空気の匂い、懐かしさを感じながら機関区の入り口に着いた。

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入り口で名簿に名前と住所を書けば入場OK。日本の住所を漢字で書いて入ろうとすると、係りのおじさんが「ニイハオ!」と声を掛けて、日本語の「台湾鉄道旅行の魅力」というパンフレットを寄越してくれた。これはこれで色々まとまっていて面白い。

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さて、機関区の中だが、一応「参観順序」などはあるようだが、要は「入れるところはご自由にどうぞ!」的なオープンスタイル。

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扇型車庫そのものは普通に運用されているのだが(現に訪問中にもディーゼル機関車を出し入れしていた)、運用の邪魔にならない限りは自由に見学OK、という、今の日本では考えられないスタイルをとっている。

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台湾人のファンだろうか、一眼レフを抱えた数人が、縦横無尽に撮りまくっている。
僕も負けじ、とD700に300mm望遠レンズを持ち出し、11月というのに汗を垂らしながらビシバシ撮影し始めた。

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留置されているのは台湾のE300形と呼ばれる電機と、

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R50形と呼ばれるディーゼル機関車、

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それにCK101という蒸気機関車が一両だ。このCK101はモノの資料によると、日本の汽車会社製らしい。

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機関区は当然ながら、本線横にあるので、西部幹線と呼ばれる台湾の大動脈を走る列車も間近に見ることが出来る。

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E1000形PP自強号は古めかしいデザインで、僕の好きな車両だ。目の前でバシバシ走る。

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目の前の留置線には、編成の組み換え作業か、以前、集集線を訪問したときに乗ったDR1000形というディーゼルカーが入ってくる。

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ファインダーをのぞいていると、「こちらに突っ込んできたか?」と錯覚する位、近くまでやってきた。

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こういった近場での撮影は、実は仕事でJRの工場にお邪魔したこともあり慣れてはいるのであるが、こう運用中バリバリ現役の中での撮影というのは、なかなか日本では味わえない。

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およそ2時間、あっちこちバシバシ撮影して、訪問終了。再び彰化駅に戻る。

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帰りは自強号で台北へ…と思っていたが、駅に着いた瞬間、目の前で台北に向かう列車が出発してしまい、次の自強号は1時間後…。ここは再び区間車で新烏日経由、台湾新幹線で戻ることにした。

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車内で「パーコー飯」を頂きつつ、昼寝をすれば、あっという間に台北駅。
残りの午後はブラブラと中国茶の仕入れとカメラ街巡りに明け暮れた…。

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翌日は再び台湾新幹線+連絡バスで桃園空港へ。

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毎度おなじみキャセイパシフィック・ラウンジで牛肉麺を食べ、CX450便に乗り込む。

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このちょっと古いビジネスクラスシートが、最早、我が家に帰ったような気分である。

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あぁ、やっぱりこっちがいいなぁ。これまた毎度おなじみ、食後の「ホンコンスタイル・ミルクティー」を飲みながら悦に入る。

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日の沈む直前、A330は成田空港にランディング。

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羽田に置いた車を取りに、リムジンバス乗り場でたたずむ日曜日の夕方であった…。

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