18きっぷで行く、北陸線周遊の旅~企画編。


o0778116211768856378

毎度、旅に出るたびに、何かしら無茶な理由を付けている気がするが、今回は「年内にあと1回、どこでも良いからJALに乗れば、FOPがいい具合に溜まる」という、非常に説得力の薄いものであった…。

東京から最もリーズナブルに移動できる国内線は、便数も多い大阪便である。直前でも便を選べば11000円ほど。しかし、ただ飛行機で羽田・伊丹を単純往復するのも芸が無い。新幹線で、ってのも余り面白みは無いし、ややコスト面でイマイチである。

そこで、飛行機で大阪片道にプラスアルファが「青春18きっぷの旅」だ。18きっぷは休みのシーズンしか販売されないが、5枚つづりで11000円。そして年末のこの時期は、今や臨時列車と化してしまった各地から東京への夜行快速が使える。これを駆使すれば、土日を使って、ちょっとした大阪発1泊2日の旅が楽しめるのである。

どこかに泊まる、ということを考えれば選択肢は色々あるのだが、夜行快速の利用を前提に考えると、お馴染みの大垣発「ムーンライトながら」か、新潟発「ムーンライトえちご」しかない。前者の予約状況をチェックしてみると、予定の土曜夜発は既に満席…。「~ながら」を使えば、例えば関空発紀伊半島一周、なんてことも可能だが、今回は予約が取れた新潟発「~えちご」を使うことにする。

そうなると、必然的に大阪→新潟の移動、つまり北陸線を堪能する旅、となる。
実は同じ事を数年前に一度やっていて、その頃は、まだ北陸線は485系「雷鳥」はもちろん、普通電車には国鉄型電車が惜しみなく投入されていて(と、いうかいつまで経っても更新されず…)、475系はウジャウジャ、そしてあの「食パン電車」419系も各地で気を吐いていた。

それが、今や「北陸新幹線」の建設が急ピッチで進み、さらに金沢以西では全て新型電車に置き換えられてしまったというではないか。これは最早風前の灯の国鉄型電車を愛でに行かねばなるまい。

o0800053211768856384

そう思い立ち、12月のある土曜日朝5時半(!)、これまたお馴染み、羽田空港サクララウンジにてコーヒーをすするのであった。
なぜ、朝5時か?運賃が一番安かったから、である…。眠い目をこすりながら、朝一のJAL101便大阪・伊丹行きB767-300に乗り込んだ。

コメントを残す