18きっぷで行く、北陸線周遊の旅~長岡で挫折、編。


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直江津では約30分の待ち時間。軽く駅前でコーヒーでも、と表口らしき出口に出るが、ホテルが一軒ある以外…、あれ、あれ?

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なかなか静かな駅、というか付近に余り何も無い駅…である。そろそろ寒さも身に堪えてくる。
向かいのホームにはほくほく線直通越後湯沢行きの普通列車が止まっていた。これがまた余計なお世話というか、車内にはツリーやら、学校の「クリスマス会」並みのデコレーションが施されている。

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その下で、疲れたように一人眠る若者…。これがまた、哀愁を誘う…。

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本日の6本目は快速「くびき野」号だ。この列車は元の由来が特急の格下げだけあって、車両も485系。国鉄ファンには見逃せない、今となっては塗装こそ違えど、オリジナルの形をほぼ留めている。その昔は特急「白鳥」にも使われたグレードアップ普通席に座れば、とても快速とは思えない。途中駅も特急並みに通過していく。

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「くびき野」号のシートに座ってしまうと、冷えた体も相まって、このまま新潟まで行って「ムーンライトながら」で東京に帰るのがキツく思えてくる…。
と、いうことで、当初の予定をあっさり変更し、途中の長岡で今夜の旅は挫折…。駅前のホテルで休養と相成った。
激しい雪が駅前の明かりに照らされていた。

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さて翌朝8時。駅前のマクドナルドでパンケーキセットを購入し、水上行き普通電車に乗り込む。これを逃すと上越線は2時間近く電車が無い。8時27分、長岡を出発する。車窓は晴れて雪は止んだが、かなりの積雪。窓も凍っている。そんな中を115系電車がものともせず、ゴトゴト走っていく。

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電車は上越国境へと走る。それにつけ積雪はどんどん凄くなる。日本一の豪雪地帯だ。
走っていると、突如、車内の照明が消えた。「こんなとこにデッドセクション無いしなぁ、そもそもこれ直流電車だし…」と思っていると、車掌氏から「只今、電車に積もった雪の影響で、照明がつかなくなっております。次の駅で点検します」とアナウンス…。

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駅に着くと、車掌が先頭車に向かって走っている。これ幸いに、とドアを開けて降りてみる。ホームも20センチくらいの積雪がある。

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何枚か写真を撮ると、点検はさっさと終わったらしく、すぐに発車…。慌てて車内に戻って事なきを得る。

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下り線ホームがトンネルの中の土合駅を通り過ぎ、谷川岳を貫くトンネルを抜けると、水上に到着。雪景色はここまで。若干遅れて到着したために4分ほどの乗り継ぎで、高崎行きの115系普通電車に接続。こちらは行楽客か観光客か、もう満員である。何とか戸袋前のロングシートに座り込む。

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ウトウトしていると、電車は高崎へ。最終走者は小田原行きの湘南新宿ラインだ。グリーン車の1階に陣取り、駅弁をほおばってウトウト。今回の旅を締めくくる。次に目が覚めれば、電車は新宿駅に近づいていた…。

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ハードなようだが、思ったよりも何とかなった1泊2日のショート・トリップであった。

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